忙しく働いた一日、達成感を感じる事もあればイライラ、ヒリヒリする事もあったでしょう。
新たな気持ちで明日を迎えるためにも、そんなバタバタとした気持ちを鎮めて眠りにつきたいものです。
質の良い睡眠は充実した明日を過ごすためにとても大切です。
今回は良い眠りへ誘うための15分間のルーティンをご提案します。
目次
良い眠りにつくための仕組み
人間にはカラダ全体の動と静をコントロールするための機能として、「交感神経」と「副交感神経」とがあります。
この2つはそれぞれ対極にあって、いわばONとOFFのスイッチのようなものです。
カラダを休める時には副交感神経が働いて眠気を誘います。
この副交感神経のスイッチを入れるための15分間が大切なのです。
雰囲気作りが大事
交感神経、副交感神経をコントロールするにはそのための雰囲気作りが重要です。
そんな空間に身を置いてみると、忙しかった一日も穏やかに、そして少しリッチな気分に浸りながら終えることができるかもしれません。
お部屋の演出
・明るさ
目から入ってくる光を少なくしていく事が必須。お部屋は「ほの暗い」(写真イメージ)くらいの照明に抑えましょう。
・暖色系の照明で
今はお部屋全体を照らすLEDシーリングライトも色味を変えられる機能を備えたものもあります。
もし白色系の電気のみの場合はそれを消して、暖色系の照明を点けると良いです。
テーブルランプなどは比較的リーズナブルで2,000〜3,000円くらいで手に入ります。
それを点けるだけでグッと雰囲気が出ます。
・アロマ
香りも安らぐ空間を演出するための大切な要素の一つ。
アロマオイルの中でもいわゆるエッセンシャルオイルは天然の原材料から抽出されたもので、いやみのない自然な香りが、ヒトの気持ちに作用します。
基本的にはその時の気分や自分の好みの香りでいいと思いますが、良い眠りへと誘うのに効果的な精神的緊張を和らげて鎮静作用を持つおすすめの香りは次の3つです。
・ラベンダー
・スイートオレンジ
・スイートマジョラム
その時の体調によっても好みの香りが変わる事があります。ぜひいくつか複数のアロマオイルを持っていると良いでしょう。
良い眠りへの音楽3選
ほの暗く演出されたお部屋でぜひ、かけていただきたい音楽を3曲ご紹介します。
・水の戯れ(ラヴェル)
・月の光(ドビュッシー)
・亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
フランスの作曲家によって書かれたクラシック音楽です。オーケストラにアレンジされたものもありますが、おやすみ前に聴くのはピアノ曲がおすすめ。
とても美しく、そしてお洒落な響きを楽しむことができます。
おすすめミニコンポ
そしてぜひ少しこだわって頂きたいのがオーディオ機器。
今はスマートフォンで音楽を聴くことが多いと思いますが、良い眠りにつくための上質な空間演出にはやはりスマホから流れる音楽ではなく、オーディオサウンド。これは全く比べものにはなりません。
といってもオーディオ機器もピンキリあります。
こだわればこだわるほど値段も跳ね上がりますが、おすすめはこちら。
どんなお部屋にもマッチするシンプルなデザイン。CDは当然、BluetoothやUSBにも対応しています。
コンパクトながらも音の広がりを感じる事ができるよいスピーカーを備えています。
コストパフォーマンスがとても高く、この機能、音質を備えているものとしてはお買い得と言えます。
おすすめしない事
お休み前の音楽の聴き方として避けた方がいいのはヘッドホンやイヤホン。
耳元で鳴る音楽につい集中してしまったり、ついつい音量を大きくしてしまいがちです。
かえって交感神経のスイッチを入れてしまう事にもなるので避けましょう。
あくまでも空間に流れるBGMに耳を傾ける程度が良いのです。
おわりに
今回の内容、「忙しい大人へ」と題してお送りしましたが、我が家では子供もこの時間を一緒に過ごす事で自然に眠気を感じて寝てくれています。
子供の睡眠にも大人と同じように交感神経、副交感神経が関わっているんだなということが改めてわかります。
「子供がなかなか寝ない…」という方は試してみる価値ありです!ただし大人が先に寝てしまわないように気をつけてくださいねw
最後まで読んでいただきありがとうございました。